患者様のリハビリを実施する際、基底核ラクナ梗塞を経験することは、どの疾患を担当しても経験する。
1.淡蒼球内節 か 外節 どちらが障害を受けた際に筋緊張が高くなりますか?
2.何故、被殻出血はBRSⅠになる方もいれば、BRS Ⅲになる方もいますか?
これらの原因を理解していない時期、患者様がなかなか治らない経験をしてきました。
脳画像の見方を理解するだけでは、情報収集能力しか上がらず、患者様を治す臨床家にとって評価・治療能力に戸惑いがあることを実感しました。
これらの理解は、パーキンソン病の四大徴候が起こる原因につながり
iPS細胞やオプジーボ・HALなど、新しい治療法をさらに上げていける
現代医療の推進に伴ったリハビリ提供が可能となります。
まず、筋緊張の理解を深める基底核レベル脳画像の見方を1時間でお伝えします。
次に、被殻出血でBRSⅠの方もいればBRS Ⅲの方もいる。
共に被殻が障害を受けていることから、被殻の機能障害でBRSや筋緊張レベルが分かれるのではありません。
筋緊張の状態は2つの経路を学ぶだけです。
1つ目は、基底核から大脳皮質への投射。
2つ目は、基底核から中脳への投射。
つまり障害部位だけでなく、たった2つの投射を学ぶだけで評価・治療・効果が明確になります。
午後からは、パーキンソン病の4大徴候が何故生じるかについてお伝えします。
小刻み歩行 も 振戦 も 無動 なども、2つの原因があります。
1つ目は、ドーパミンの障害が有名かと思います。
そこで重要なことは、ドーパミンを促通できるリハビリ。
筋力トレーニングや、ADL訓練ではなく、黒質緻密部から黒質網様部への刺激をセラピストによって生じさせることです。(脳科学的根拠有り)
2つ目は、大脳皮質から線条体への投射。
難しい内容のように感じやすいですが、6年連続開催かつ、12,000人以上にご理解頂いている資料を準備しております。